冬休みにゆる~く実験♪今年の〆実験は「光る!結晶作り」がいいかも
気がつけばもう12月も中旬。
子供達はクリスマスにやってくるプレゼントの事やその後に控えたお正月のお年玉などの事、
大人は年末年始の美味しい食べ物や美味しいお酒が楽しみなこの季節ですが、
実際にお休みに入ってみると、3日目あたりからすることがなくなり、
なんとなくテレビを見ている…なんて時間も多くなってしまいますよね。
それはそれで身体を休めることができていいのですが、
せっかくのんびりできるお休みですから、
子供達と一緒に、のんびりと観察できるちょっとした実験をしてみるのはいかがですか?
今回オススメするのはこちら。
光る!結晶作りという実験キット。
商品名でほぼ説明されていますが、暗闇の中で光る結晶を作ることができるキットです。
主役となる結晶は、尿素を使って作るタイプのものになります。
尿素と言えば、この時期お世話になるハンドクリームなどにも含まれている成分で、
字からもわかる通り、哺乳類の尿や動物の体液などに存在しています。
皮膚の水分の蒸発、吸収、保持をする作用があり、
また水に馴染みやすい性質を持つため肌の水分を保ち乾燥を防ぐ働きをしてくれるという事で、
ハンドクリームなどの保湿製品に配合されている事が多いのです。
それでは早速実験を始めてみましょう。
・尿素
・薬さじ
・シャーレ
・ろ紙
・キラキラ粉
・蛍光粉
実験キットに入っているのは上記のもの。
そのほかに、
・洗濯糊(PVAのり)
・食器用洗剤
・水性ペン(お好きな色)
・ステープラー(ホッチキス)
・ハサミ
・水
を用意してください。
説明書に従って、まずは尿素の飽和水溶液を作ります。
尿素が溶けなくなるまで、何度もぐるぐるぐるぐる…とかき混ぜます。
しっかりと尿素が溶けてなくなるまで少し時間がかかりますので、
混ぜ混ぜ…としながら、飽和水溶液とは?なんて話をするといいかもしれません。
因みに私は以前も申し上げましたが超絶文系の人生を生きてきた為、
スターラーが欲しいと思ったことはこれまでの人生で一度もなかったのですが、
今回飽和水溶液を作る際に初めて「スターラー、あったら便利だろうな…」と思いました。
スターラーに思いを馳せつつ作業した飽和水溶液ができたら、
そこに洗濯糊と食器用洗剤を一滴ずつ入れ、また更によくかき混ぜます。
そしてシャーレの端っこを水性ペンで色付けしお雛様のように形作ったろ紙を入れます。
この状態で、半日から1日ほど待つと…
ジャジャン!このように結晶が出来上がるんです。
今回はクリスマスが近いという事で、色付けを緑にしてみました。
先日作ったどんぐりが詰まった試薬瓶やクリスマスのオーナメントと共に置いてみると…
もみの木にも、雪の妖精にも見える不思議なオブジェになりました。
ろ紙は完全に乾くと自立できるくらい硬くなりますので、飾ることも可能です。
更に、出来上がった結晶蛍光粉を振り掛けると…
写真では少しわかりづらいですが、このように暗闇で結晶が光るんです!
キラキラしたものが大好きな子供達なら、
喜んでくれること間違いなし!ですよね。
実験自体は最初30分ほど作業をしたら、その後は経過を観察していくだけ。
特に他の作業は必要ないので、のんびりした年末年始の実験にはちょうど良いのではないかな~と思いました。
2時間に1回、3時間に1回一緒に様子を見る!というように決めて、
その都度観察するだけですが、モコモコと増えていく結晶を観察するのは
まるで生き物を見ているような面白さがあって、
想像以上に盛り上がってしまうこと間違いなしです。
すごろくやトランプ、テレビの合間に結晶の観察もしてみてはいかがでしょうか。
みなさんも是非、お気に入りのカラーで素敵な結晶を作ってみてくださいね。